パトカーの赤色灯がブーメラン型の理由

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パトカーは、交通事故が起こりやすい交差点などの車道で交通違反車がいないか張っており、いざ違反車を発見すると、赤色灯を点灯させて車両を止めるように指示します。

パトカーの赤色灯はどんな形をしているでしょうか。

直線上の赤色灯が頭の中に思い浮かぶかもしれませんが、実際はブーメラン型が使われています。

パトカーの赤色灯の歴史を見てみましょう。
赤色灯の形状は時代とともに変化しています。

1970年代までのパトカーの赤色灯は回転式でした。

高度経済成長期に入ると、自家用車の台数が増え、街中がネオンサインで明るく照らされ、パトカーの回転式の赤色灯が目立ちづらくなりました。

そこで、直線上の赤色灯が登場しました。

しかし、直線上の赤色灯は真横からでは面積が小さく見えづらいという問題がありました。

さらに赤色灯が改良され、1996年からブーメラン型の赤色灯が登場しました。真横から見ると、直線上のものよりも赤色灯の面積が大きく目立ちやすくなりました。


赤色灯のデザイン1つとっても、時代とともに変化していくのは興味深いですね。