ウォーターハンマーの仕組みと防止対策

Tips

ウォーターハンマーという言葉をご存知でしょうか。

ウォーターハンマー(water hammer)は、水圧がかかる配管内の水流を急に止めたり、バルブを急に開けたりするときに配管内に大きな衝撃が発生する現象のことをいいます。
この現象は液体だけでなく気体でも起こります。

仕組み

家庭では水道栓を急に閉じるときに配管から「コンッ」と音が鳴ることがあります。
水道配管には常に水圧がかかっており、水流が突然止められると行き場を失った水圧が配管に衝撃を与えます。
そのときの衝撃音が「コンッ」という音です。

分かりやすい例をあげますと、大人数の子どもが電車ごっこをして走っており、急に一番前の子どもが立ち止まると後ろの子どもがすぐに止まれずに前にぶつかってしまう、などがあります。

防止方法

ウォーターハンマーの発生防止方法は、主に2つがあります。

1.水栓を急に開けたり閉めたりしない。

水の蛇口を開閉するときに、ウォーターハンマーが発生しないようにします。
家族全員で使用方法を共有します。

2.圧力逃し弁、安全弁、水撃吸収栓を設置する

ウォーターハンマーが発生したときに圧力を緩和するための装置を設置します。

(引用)カクダイ社製品Webサイトより

まとめ

ウォーターハンマーは日常生活で身近に起こる現象です。
仕組みや防止対策を知っておけば、水道管を修理するなど無駄な出費を防ぐことができ、家計の節約にも繋がります。